ニューヨークの街中で出会ったストリートミュージシャン
: 2016/03/06 :
約 6 分
音楽
ニューヨークの醍醐味は街での出会い
ニューヨークに来たのが5月のゴールデンウィーク明け。
まだ肌寒い日が続く時期で、昼間でも長袖を必要とするほど。
8月の初旬までちょうど3ヶ月間の滞在だった僕は、初めての一月以上の海外生活ながらも、不安もなく楽しく過ごすことができました。
とりあえず毎日何かしら外に出ては、ちょっと離れたスーパーに食材を物色しに行ったり、電車を終点まで乗ってふらふら散歩したり…。
その日の目的地を決めて予定を済ませた後は、その周辺をぶらぶらしたりしてニューヨークの街並を楽しんでいました。一駅違うだけで街の雰囲気ががらりと変わったりするのはニューヨークの面白さだと思います。
色々なところに足を運ぶ度に、新しい発見や美味しいお店を見つけたりして、常に新鮮で楽しい毎日。そしてそんな日常に更に彩りを加えるような存在がストリートミュージシャンでした。
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各々個性があって背景があるストリートミュージシャン
駅のホームや電車の中などところ構わず演奏を一生懸命する姿は見ていて惹きつけられるものがあります。なんでこんなところで演奏しているんだろうって考えたり、どんな音楽を聴いてきたんだろうって考えたり。
若いのに武者修行で毎週演奏しているのかなって考えたり。
見た目は普通のおじさんでも、歌うと足をとめて聞き入ってしまうほど一級品の声をしたおじさんがいました。もちろん、演奏後は大喝采の嵐。
こういう偶然の出会いがニューヨークの旅を面白くさせてくれます。
いろいろな場所で演奏しているストリートミュージシャンですが、駅のホームで演奏している人はしっかりと許可を取って演奏しています。そういう人達は後ろにグループや団体名が記載された旗を目印に掲げる決まりがあるようですね。
熱気がこもる地下鉄で、更に熱いパフォーマンスを魅せるダンス集団。
チャイナタウン近くでは中国の伝統的であろう楽器を用いて演奏している中国系のグループもいました。演奏を見せているというより、身近な人達での発表会という感じ。こういうスタイルも少なくありません。
アメリカ先住民であるインディアン系の民族音楽を演奏しているグループには鳥肌が立ちました。民族として誇りをもち、自分たちの信念を貫き通す、まさにそんな思いを表現しているかのように感じました。
別の日。
違う場所で同じ民族音楽を奏でているところを発見したときは運命かと…(笑)。
楽器の編成もバンドスタイルが少なく思えるほど色々な楽器があるんですよね。
カホンにパーカッション、それに木琴。つまりみんな打楽器。
ニューヨークでは40年代からJazzが隆盛し始めたこともあり、サックス編成のJazzバンドもいました。普通にかっこいい…。
シンプルに容れ物の底をリズミカルに叩くドラマー。
どこでもできるスタイルがいいですね。
マイク1本でビートボックスを繰り広げるパフォーマー。
場所と演奏時間が変われば、足をとめてくれる人の数もまるで変わります。
背中に積まれた楽器が目をひくこの男性。
ただの飾りかなと思ったらギターを弾きながら紐を引っ張りたり身体を動かして鳴らしたりと、楽器としても成立するものでした…。
たまにこういった面白い演奏者にも出会います。
平日の公園でフルートを練習する若い女性。
雰囲気にマッチしてて心が和みます。
同じ公園でも少し場所を離れればドラマーが演奏していたりします。
こちらは珍しいHang Drum (ハングドラム)という楽器。スイスの会社が開発したこの打楽器はまるで海の中に潜ったかのような優しい音色。安くても1個数十万という高級品…!手前にはたまたま居合わせたパフォーマーがコラボしていました。
こちらはタイムズスクエアに毎日(?)出没している有名なパンツ一丁おじさん。
まぎれもなく特殊です。
音楽に合わせながらドラムを叩く凄腕ドラマー。
技術はプロ級だと思いますが、そういう人を見れるのも醍醐味です。
ユニオンスクエア前で民族音楽を演奏する集団。
手前には踊っている女性が2人。
地下鉄の細長い通路で大音量で演奏してたら迫力は十分あります。
ニューヨークで見た路上パフォーマンスの中で僕の1番印象に残ったのがこちらの演奏。
彼らの音楽が、僕の中の音楽に、1つの新しい考え方を与えてくれました。
3ヶ月間のNY生活で1番印象に残った路上ライブパフォーマンス(動画) –
ニューヨークで街を歩いているとよく見かけるストリート…
あとがき
街中でみかけたストリートミュージシャンを紹介してみました。
こうやって振り返ってみると、予定でも把握していない限り、同じミュージシャンに遭遇することはほとんどありません。
一期一会の出会い。
もしかしたらその何気ない出会いが、人生を変えるきっかけになるかもしれませんね。
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