世界最大規模のゲイ・プライド・パレード2014 in ニューヨーク
毎年6月下旬に数日間だけ、ニューヨークがレインボーカラーで染まります。
そうです。
6月はプライド月間。
同性愛者や性転換者など、性的マイノリティの社会的権利を訴え、文化を讃える期間なのです。
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ゲイ・プライド・パレードとは
6月下旬から3日間に渡り大規模に開催されるLGBTの象徴的イベント。
同性愛者の人権を訴えると同時に彼らの文化と誇りを讃え合う日でもあるのです。
現在はアメリカのみならず、アジア、ヨーロッパ、アフリカなどの世界各国で開催され、日本でも東京を始め北海道、京都、大阪、福岡など途切れることなく広がっています。
ニューヨークやサンパウロといった都市は、
200万~300万人の動員を記録する巨大な規模にまで発展。
もはや広く国際的に認知されているイベントになっています。
なぜレインボーカラーなのかといえば、
LGBTのアイデンティティーや連帯の象徴だから。
コミュニティの多様性を表しています。
LGBTとは
Lesbian (レズビアン=女性同性愛者)、Gay (ゲイ=男性同性愛者)、Bisexual (バイセクシャル=両性愛者)、そしてTransgender (トランスジェンダー=性転換者)の人々を意味する頭文字をとった総称です。
プライド・パレードまでの歴史
プライド・パレードが初めて開催されたのは1970年。
きっかけはニューヨークで起こった「ストーンウォール事件」でした。
1969年6月28日午前1時20分頃、ニューヨークのグリニッジ・ヴィレッジ地区にある「ストーンウォール・イン(Stonewall Inn)」というゲイバーに警察の手入れが入った際、その場に居合わせた同性愛者たちがそれに抵抗し、暴動を起こしたのでした。
当時のニューヨークでは、同様なゲイバーへの踏み込み捜査が頻繁に行われていました。しかし、それまでは警察に従順であった同性愛者たちが、この日ばかりは果敢に抵抗し、「ストーンウォール事件」として、その後のゲイ解放運動、セクシュアル・マイノリティの人権運動への転換点として、その名を歴史に残すことになりました。
その背景には、ゲイ・アイコンとして同性愛者に絶大なる人気を誇っていた女優、ジュディ・ガーランド[*2]の存在があったと言われています。事件直前の6月22日に彼女が急逝し、27日にはストーンウォール・イン近くの教会で葬儀が行われました。その夜、店内は彼女を悼む感傷的な空気に包まれ、そんな中での、日付が変わって28日深夜に行われた警察の強引な手入れ。そのあまりに無神経な仕打ちに、居合わせた人たちの怒りは沸点に達し、逮捕者も出るほどの暴動に発展していったのでした。
そして翌1970年6月最終日曜日、「ストーンウォール事件」の1周年を記念するデモ行進が、ニューヨークをはじめアメリカ各地で行われ、それがその後、毎年恒例となり、さらに世界中に広がって、現在まで続く「プライドパレード」につながっていきました。
ゲイ・プライド・パレード2014
最終日の6月29日は「NYC Pride March」といってマンハッタンの中心地、5th Aveから数kmに渡り、大規模な行進が行われます。
警察などが厳重に取り締まっていますが、普通に見ることができます。
人種、年齢に関係なく皆プライドを讃えます。
スタート時はバイクの集団からスタート。
エンジンを吹かし会場を盛り上げます。
この日を待ちわびていたのか、ノリノリでダンスを始める人もたくさん!
ポールダンスを始める男性集団。
会場の観客もノリノリ!
カメラ目線になる人も少なくありません。
後ろの女性がちょっとあきれているような…(笑)
だいたいテンション高いです。
格好も個性が際立ちます。
胸にトンガリコーンみたいな突起を付けている男性。
奇抜…(笑)
それぞれの地域のコミュニティで行進している人達もいて、
サンバを踊る格好をしている集団も。
ちゃんと服きているようで胸が…。
まるでアニメに出てくるキャラクター。
生でみるともっとセクシーです。
いかついけどポップな格好が面白い。
ちなみにこんな派手な格好したおじいちゃんがいたみたいです。
頭にはなんと鳥!
Time to get our #NYCPride on! pic.twitter.com/pKfODS6CcM — Village Voice Street (@VoiceStreet) 2014, 6月 29
マーメイド・パレードほどではありませんでしたが、
トップレスの人もちらほらいました。
このおばさんファンキー!
チアリーダーもパフォーマンス。
この日は警察や消防団も祝います。
街が一体となっている雰囲気が素敵です。
フラッグパフォーマンスは完成度と歓声ともに凄かったです。
爆音で音楽を流しトラックにのってノリノリで踊っている男性集団。
ムキムキが目立ちます。
ローラースケート集団。
カラフルなボールを観客に投げて楽しませていました。
何やらラインで止まったかと思うと
合図で一斉にスタート!
マラソングループの集団だったようです。
プライド・パレードではスポンサー企業も多数いて、
パレード内で行進しています。
アメリカ大手の通信業者のAT&T。
デルタ航空。なんとゲイツアーなるものがあるみたいです。
大手百貨店のmacy’s。
大きな風船が見ている人を楽しませてくれます。
なんとGoogleまで行進していました。
中にはGoogleグラスをつけているスタッフも。
ちなみにGoogle検索で「LGBT」とうつと、レインボーカラーバーが出現します。
さすが細かいGoogle先生。
他にもホール・フーズ・マーケットやMaster Card、バーガーキングなど数十箇所のスポンサーがついているようです。
パレードの戦利品
パレードではスポンサー含め行進している人達が色々な物を配っていました。
僕が3時間で手に入れたのは、キーホルダー、カードケース、ネックレス、化粧水、アルコール消毒液、うちわ、バンド、ステッカー、そしてコンドームももらいました。
他にもレインボーフラッグやTシャツ、帽子、ジュースなどありました。
ちなみに、プライド・パレードが開催されている期間の3日間はエンパイア・ステート・ビルがなんと6色のレインボーカラーにライトアップされているそうな。
Happy #Pride weekend, #NYC! So much to celebrate this year. #NYCPride pic.twitter.com/Z863FKnn8n — Kirsten Gillibrand (@SenGillibrand) 2014, 6月 28
普段見れないような活気ある街の雰囲気と住民が見れる珍しい機会。
是非とも見てほしいイベントの1つです。
NYC PRIDE
http://www.nycpride.org/

普通に過ごしていてもゲイがたくさんいるのを実感します。
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