記事タイトル悩んでる?惹きつけるタイトルは雑誌の見出しから学べ!
: 2016/03/08 :
約 12 分
ブログ
そのタイトル、自己満じゃありませんか?
ハイサイ!タイトルセンス初級レベルのショウ(@OKI_NOTE)です。
記事を書いたときに、タイトルで悩むことってよくありますよね。読んでもらうために、ちょっとあおり気味に装飾したり、キーワードを詰め込んだりしてしまったことはよくあります。
タイトルは記事を読んでもらうための重要な要素です。タイトル1つでアクセスが左右されるといっても過言ではありません。
僕がよく陥るのが、自分が読みたくなるようなタイトルを付けて自己満で終わること。蓋を開けてみれば、狙ったようなシェアもなく、読まれることがないまま埋もれてしまいます。
ブロガーにとって、書いた記事が読まれないほど悲しいことはありません。これまで何度味わってきたことか…。タイトルキライ(・∀・)!
タイトルの付け方のヒントになる記事
そんな悩んでいる矢先、三十路男さんがこんな興味深い記事を書いていました。
電車内で何気にみかける広告タイトルに、心を惹きつけるヒントがあるというもの。沖縄電車ない…。(そっちじゃない)
なるほど。確かに紙面のタイトルって興味をそそられる内容が多いです。自分がターゲットじゃないと明らかにわかっている雑誌でも、タイトル次第で中身が見たくなるものもあります。少し考えてみると、雑誌のキャッチコピーには参考になるところがたくさんあるんですよね。
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なぜ雑誌のタイトルを参考にするのか?
Webメディアやブログ、本の見出しなど、タイトルの参考になるものはたくさんあります。雑誌もそのひとつ。媒体の性質は違えど、目的の本質は同じです。それは、「興味を惹いて、読者になってもらうこと。」
ブログの目指す方向の1つとして、雑誌のあり方がヒントになるわけです。
明確なターゲット設定がされていること
徒然なるままに、思ったことをブログに書いている人はターゲットを意識していないかもしれません。記事を読んでもらうために、誰に向けて書いているか意識することは重要です。雑誌に限りませんが、世の媒体メディアは、読者の層や属性を明確に決めて発信しています。受け手をしっかりと意識した情報づくりをしているんですね。
当たり前かもしれませんが、これを意識しているのと、していないでは書き方がまるで変わります。読者やターゲットによって響く言葉や内容は変わります。
優れたメディア編集者は、読者のセグメンテーション(細分化)を超えた、一種のキャラ化された読者「ペルソナ」を設定しています。
デザインや世界観も、雑誌から勉強になるところがたくさんあります。色や文体、配置、間合いなど、なぜそんな表現をしているのか考えるのも楽しいです。ちょいワルオヤジ向けのLEONと、10代お洒落好き女性向けのSeventeenでは、表現が全く異なりますから(笑)。
タイトルに見合った記事の書き方が学べる
誰でも書けるブログは、本文を読んでもらうために煽りや炎上を意識して、目を引くタイトルを付けることが簡単にできます。雑誌の場合だと、タイトルに見合わない文章が登場することはほとんどありません。
なぜなら、そのタイトルを設定した執筆者は、良い文章を書こうが書かまいが、自分の書いた内容に責任をとらないといけません。万一タイトルに見合わない内容を書いたとしても、編集者をはじめとした数名のチェックが入り、ブラッシュアップされるため、紙面になることはないでしょう。それこそ、編集者の責任問題であり、媒体全体の信頼性の話になってきます。
雑誌の信頼とブランドが担保にあるからこそ、タイトルに合った本文は不可欠なのです。あなたのブログは本文とタイトルがしっかりと吊り合っていますか?読者に飽きられていませんか?
「この人(ブログ)が書いている記事だから間違いない」と思わせるような読者、すなわちファンを獲得することが、ブログを成長させるための必要な要素です。長い目で見たときの信頼になり、それを失わないためにも本文に見合ったタイトルを付けることが重要なのです。
でも、頭でわかっていても意外と難しいんですよね。自分では吊り合っているように書いているつもりですから。そこでは、客観的な視点が必要になってきます。
客観的な視点を入れる
他の目線を取り入れることで、主観で気づけなかった視点を発見することができます。自分が付けるタイトルはひとりよがりなタイトルになりがちですが、雑誌は、明確なターゲットに訴えるタイトルを付けています。同じターゲットを想定している雑誌は、タイトルも内容も整合性がとれているので、客観的な分析に最適なのです。
先に本文を読んでみて、「自分ならこんなタイトルを付けるけど、この雑誌はどんなタイトルを付けているんだろう」って考えてみるのも面白いです。比べてみることで、自分の名付けるタイトルの特徴や傾向がわかり、案外バリエーションが少ないことに驚きます(笑)。
単純に、惹きつけるようなタイトルを書けていないかもしれません。
ちょっとズレますが、自分の記事を音声読み上げアプリなどを使って聴いて見ると、客観的に聴くことができるのでおすすめです。僕も最近やり始めたのですが、なかなか心折れそうです(笑)。
→音声で客観的に分析!読み上げアプリを使って自分のブログ記事を聴いてみたよ
また、自分で声に出して読むのも、文章の質が良くなるのでいいみたいですね。同期のかたつむりさんも記事に書かれていました。
自分の文章を推敲・校正する際、黙読でも十分に対応できる方はともかくとして、うまくいかない方はゆっくりと音読…
雑誌の見出しをピックアップしてみた
では実際、雑誌の見出しにはどいういうものがあるのでしょうか。さすがに電車に乗って広告を探してみるということは物理的にできないので、「dマガジン」という雑誌読み放題サービスを利用します。便利な世の中になったものです。(しみじみ)
数ある雑誌の中いくつか選んで、目についた見出しをピックアップしてみました。
Mac Fan
いわずと知れたマックユーザーのための雑誌。初歩的な知識からマニアックな話題まで、全マックユーザーを読者に抱えます。今月号の見出しはというと、
ためらう背中を猛プッシュ!間違いないApple Watch選び方のヒント
発売したばかりのアップルウォッチについて、買おうか迷っている読者の行動を促す見出しになっています。「間違いない」と言われると、安心感があって少し背中を押された気がしますが、それを補完するかのように「猛プッシュ」という表現をしています。
「写真」のおいしい召し上がり方
リニューアルした「写真」アプリを上手に使いこなす方法を、料理に見立てて「おいしい召し上がり方」として食卓の写真とともに掲載しています。新しいサービスをいち早く使いこなしたいという、読者の心理を巧くついた表現に、座布団1枚。
日経ビジネス Associe(アソシエ)
意識の高い、若手ビジネスパーソンに必要とされる情報を提供している日経ビジネスアソシエ。ビジネスマン向けなので、具体的な数値を使っての表現が多いです。
新年度の評価・信頼がアップする!ミスが99%なくなる仕事術
99%!残り1%は何!?って突っ込みたくなる数字設定と、これを実践することでどういった未来が待っているのか端的に表現した見出し。
ミスをする人vsしない人 12の違い
できる人とできない人は何が違うのかを対比表現した見出し。Yahoo!のトップニュースの13文字とまではいきませんが、かなり簡潔にまとまっています。
株式投資の「個別銘柄選択」は今すぐやめなさい
ピンポイントなターゲットに刺激する命令調の見出し。個別銘柄選別をしたことがない人でも、「えっ、何がダメなの」と思わせる仕上がりです。
COURRIER JAPON (クーリエ・ジャポン)
「高学歴」「高収入」「大企業」の次世代リーダーがメイン読者のクーリエ・ジャポン。世界のメディアから選別された情報と教養を届けているので、面白い。僕も愛読しています。
ジョブスは本当に「独裁者」だったのか?
「あの人は◯◯だ」という世間の認知に対して、「本当に◯◯だったのか」と問いかける手法。1つ踏み入った情報が手に入りそうな印象を受けます。もちろん、深い考察を入れた記事を作れるからこそできる技です。
出世を目指すなら古代ローマの奴隷制度に学びなさい
「◯◯するなら◯◯しなさい」という命令口調な表現プラス、一見関係のないことを提案して興味を引くテクニック。なんで?ってなりますもん。
人とは違う視点が手に入る!「逆転の発想」を学ぶ11講義
人と同じことはしていては次世代のリーダーになれないという、ピンポイントに読者を明確にしているからこそうてる見出し。講義を紹介するのもクーリエらしい。
日刊SPA!
30代前後の”情報感度の高い”ビジネスマンに ホンネの情報を発信するニュース&エンタメガイド。同じ年齢層がターゲットのクーリエ・ジャポンと比較してみると、表現の違いがわかって面白いです。
GWにまだ間に合う 大型連休限定の遊び方&稼ぎ方を大公開
「限定」という表現はにくいですよね。遊びたいし稼ぎたいという欲求に訴えるのは日刊SPA!ならでは。
地産地消の珍品。日本だけの軽自動車はまるでコンビニおにぎりだ!
比喩表現を使った見出しですが、「例え」はその媒体の質が顕著に出る気がします。クーリエでも一見関係のないことを提案していましたが、コンビニおにぎりという、身近な例えを出して表現するのは、日刊SPA!らしさでしょうか。
誰も語らなかった「創価大学」の真実
ピケティーも知らない格差のリアル
それぞれ別見出しになります。「誰も語らなかった」「ピケティーも知らない」という、話題にしたくなるネタを提供する、これもならではの表現。
VOGUE JAPAN
VOGUEは世界的な女性向けファッション誌。
ハイクオリティを求める、すべての女性へ。『Vogue 』が読者に届けるのは、彼女たちの生き方を刺激する、最高にラグジュアリーで美しいイメージとメッセージです。
30代〜40代で、ワンランク上の生活を求める女性がメインの読者になっています。そんなVOGUEの見出しはというと、
世界が注目!30代日本男子の活躍とは?
同世代で活躍している異性を取り上げた記事。「注目」、「活躍」というワードがピンポイントに読者に響きそう。
女を上げるのは、やっぱりユニフォーム。
「上げる」という言葉が興味を惹きます。
スタイルが武器!”戦わないヒーロー”が誕生する。
「理想は成し遂げられる」ということを説いた見出し。「提案したスタイルをこなせば憧れのヒーローのようになれる」というイメージを与え、「スタイルが武器」を「戦わないヒーロー」という風に表現しています。少し考えないとわからない見出しは、ワンランク上の読者を意識しているからこそではないでしょうか。
読者が明確になればタイトルは簡単に決まる
見出しの表現方法が雑誌によって違うのは、実例を見ると明らかですよね。ターゲットによって、響く言葉の表現が変わることがわかります。
逆に、ターゲットが決まればタイトルも決まるようなものです。もちろん、その狙った層の全ての人に響くのは無理ですから、そのターゲットが目を引く表現方法を押さえておけばいいわけです。
そして、その表現技法は同じターゲットを想定した雑誌から簡単に学ぶことができます。
自分がどの層に届けたいか、雑誌の読者と照らしあわせてみましょう。雑誌からブログのターゲットを決める方法については次回書きたいと思います。
→[5下旬更新予定]読者が決まればタイトルも決まる。雑誌を参考に読者を決める方法。

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