ニューヨーク名物の肉盛りサンド!創業1888年のカッツ・デリカテッセン
ピザやハンバーガーのジャンクフードが美味しいNew York。
ニューヨーク市民の舌が肥えていることは、レベルの高い飲食店がひしめき合うからこそわかります。
ただ、他と一線を画すサンドイッチを提供していて、100年以上愛されるレストランとなると話は別。
今回はそんな老舗のレストラン『Katz’s Delicatessen (カッツ・デリカテッセン)』の話です。
スポンサーリンク
老舗飲食店 カッツ・デリカテッセン
カッツ・デリカテッセンは今年で創立127年目を迎える老舗レストラン。
1888年創業の、ベッサラビアとルーマニアからの東欧ユダヤ系移民によって19世紀後半にアメリカ合衆国にもたらされたパストラミなどのコーシャーのユダヤ料理を売る、ニューヨークで最も古いデリカテッセン。
ドイツ語でデリカテッセンとは「サンドイッチや持ち帰り用の西洋風惣菜を売る飲食店」のこと。デリカやデリと略されるので、ニューヨークでよくいうデリとはこの略だったんですね。
デリバリーの一種かと思っていました…。
アメリカでは、19世紀にヨーロッパからの移民によってニューヨークなどで多くのデリカテッセンがオープンしたたそうですが、カッツもそのうちの1つ。
夜になるとカッツのどこか昔懐かしいネオンの光が出迎えてくれます。
最寄り駅はオレンジ色のF線の駅「2Ave.」。
中に入るとほぼ満席状態!
数多くのガイドブックに紹介されているので、地元民以上に観光客がいる気がします。
カッツの注文方法はちょっと特殊
まず入口に入ってわたされるのがこちら。
整理券のようなもので、1人1枚受け取って注文の記録もこれでします。
このチケットを紛失すると会計の際に50ドルの罰金を科せられるそうなので注意。
注文はカウンターでするセルフサービス方式。
カウンターには種類があって、手前からホットドック・スープ類、サンドウィッチ、ドリンクとフライ(あとウエイターサービス専用)のカウンターがあります。
中の人はいかついお兄さんばかりでちょっと怖いですがご安心を。
威勢よく注文をとってくれ、試食をくれたりする優しい人たちです。
店員さんが着ているTシャツは「Send a salami to your boy in the Army」と書かれていますがこれはカッツのスローガンでもあるフレーズ。
第2次世界大戦中に、カッツができることといえば食べ物を届けること。
軍として遠くにいる子供達に届けようというスローガンのもと、多くの兵士のごちそうとなって活躍しました。この言葉が今でも受け継がれているんですね。
うーん、深い。
そしてカッツの名物といえばPastrami Sandwiches (パストラミ・サンドイッチ)。
人気の伝統の味は、10年ほど前までは$10ちょっとで食べれたそうなのですが、今ではと随分値上がりしていて$18.45。
サンドイッチで2,000円近くとは…なかなか良い値段。
お会計は食べた後。チケットをカウンター奥の会計人に渡して精算。
キャッシュオンリーと聞いていましたが、クレジットカード使えました。
パストラミは究極の薫製肉!?
注文したパストラミがこちら。
食べやすいように半分に切られたサンドイッチに、崩れそうな薫製肉が顔を出しています。
こっちはピクルスときゅうり。
アメリカのキュウリは日本のものと違って固くてデカいんですよね。
歯ごたえは十分。
肉の味をさっぱりして切り替えるのにもってこいです。量は多いですが…(笑)
切った断面が美しいこと。
このパストラミサンド、何が凄いかっていうとやはりこの薫製肉。
繊維がボロボロになるぐらいまで薫製されているのか、噛むと口の中で肉が繊維となってわかれます。
こんな薫製肉は初体験。
牛肉ってこんな味になれるんだと新鮮な気持になりました。
味はいたってシンプルで肉と塩の味しかしません。
しかしその肉の主張がすごいすごい。
途中、テーブルにおいてあるケチャップやマスタードで味の変化も楽しめますが、肉の主張に負けてしまいます。
なかなかできない経験ですが、これが$20近くだとちょっと高いかも…。
1度はいいですがサンドは厳しい。←
店内の壁にはたくさんの来店した有名人の写真がズラリ。
映画『恋人たちの予感』の舞台ともあって、訪れる人が後を絶えないんでしょうね。
オンラインショップもあった!
カッツは米国内配送や、軍への配送、近場へのデリバリーをやっているそうです。
でも確かに昔からやっていただけあってそこは当たり前のことなんでしょうね。
あの受付でもらえるチケットもGift Card (ギフトカード)として購入できます。
1枚$25って…。
でも違反して$50払うよりはたしかに安い(笑)
いろいろお値段は張りますが、いまや観光地としては外せない場所。
お肉大好き、有名店に行きたい!という人にはいいかもしれません。

1度はいいけど3度はなぁ…。←
Katz’s Delicatessen (カッツ・デリカテッセン)
http://katzsdelicatessen.com/
@205 E Houston St, New York, NY 10002
合わせてこちらもどうぞ:
OKINOTEからお知らせ
沖縄の役立つリンクまとめ始めました。
沖縄ファミリーマート初寄稿記事 !沖縄の道の駅を取材しました。
地元ンチュがおすすめ!許田、糸満、ぎのざ・・7つの道の駅で味わえる「おいしいもの」を食べに行こう (外部リンク)
スポンサーリンク
ad
シェア感謝です! \(^o^)/
-
-
ニューヨークNo.1の小籠包ならチャイナタウンの『JOE’S SHANGHAI』
ニューヨークにはチャイナタウンが点在していて、Queens区の有名なFlushingには、かなり大きいチャイナタウンがあります。 そのフラッシング内にある、評判が高い小籠包店…
-
-
チョコで有名なM&M’sのニューヨーク旗艦店でオリジナル土産をプレゼント!
M&M’s (エムアンドエムズ)といえばアメリカの人気チョコレートブランドの1つ。白文字で「m」の刻印がされたチョコは世界中で愛されています。そんなM&M’sには、全てエムアンドエムズの商品でうめつく…
-
-
有名コーヒー店と提携!NYダンボのお洒落なキッチン雑貨ショップ
ニューヨークのブルックリン地区にあるダンボは再開発が進んでいて急速に発展している場所。お洒落な雑貨店やレストランが急増しています。 …
-
-
ニューヨークのチャイナタウンで行列ができる『南翔小籠包』に行ってみた。
New Yorkで有名な小籠包屋さんといえばJOE'S SHANGHAI (ジョーズ・シャンハイ)。 そのジョーズ・シャンハイに負けず劣らず、もしかしたら勝るともいわれている小籠包屋さんがクイー…
-
-
サードウェーブ系カフェの本命!?ニューヨークで大人気のコーヒー店『La Colombe』
シアトル発祥のスターバックスコーヒー(スタバ)が誕生した1970年代。 良質なコーヒーが安価で楽しめるとあって、コーヒー界に大きな流れ(セカンドウェーブ)を引…
-
-
新鮮な蟹を食べに行こう!ニューヨーク話題のシーフードレストラン『ブルックリン・クラブ』
IKEA (イケア)が建設されてから活気を浴び始めたレッド・フック地区に変わり種のシーフードレストランがあります。Brooklyn Crab (ブルックリン・クラブ)と呼ばれるそのレストランは、カニや…
-
-
NYアストリアにあるウィング専門店『Wingstop』のポテトが美味い件
Photo by delightsofculinaria.com ハイサイ!ショウ(@OKI_NOTE)です。 ニューヨークで気軽に食べれる鳥料理と言えばバッファローウ…
-
-
アメリカと言えばホットドッグ!全米で毎年注目の早食い選手権が開催される有名老舗店
「ホットドッグの早食い選手権」というキーワードを聞けばピンとくる人もいるはず。 過去に日本人選手が何度か優勝しているあの有名な大会です…
-
-
ホットドッグの革命!?ニューヨーク屈指のジャンクなホットドッグ専門店『Crif Dogs』
ハイサイ!ショウ(@OKI_NOTE)です。 今日紹介するのは僕がニューヨークで食べたホットドッグの中で1番衝撃的だったホットドッグ店「Crif Dogs…
-
-
タイ人に大人気!NYウッドサイドにあるタイ料理店『SriPraPhai』
多国籍料理が楽しめるニューヨーク ハイサイ!ショウ(@OKI_NOTE)です。 多種多様な文化が混在しているニューヨーク。街を歩…