これぞ一眼に求めていたもの。1ヶ月間使用してわかったEOS70Dの良いところ
ハイサイ!ショウ(@OKI_NOTE)です。
CanonのEOS70Dダブルズームキットを購入してはや1ヶ月が経過しました。
いろいろ状況で使い倒していますが、総合的にかなり満足しています!実際に使用してみてどのように感じたのかまとめてみました。
初めての自分で購入する一眼レフなので、知識や経験に乏しいこともありますが、同じようにハイアマチュアのモデルを探していて、70Dの購入を検討している方の参考になれば幸いです。
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デジタル一眼レフを購入したきっかけ
そもそも僕が一眼レフを購入しようと思ったきっかけは、写真や映像が好きだったこともありますが、ブログ用に良い写真を撮りたいと思うようになったことが大きなウェイトを占めます。
前々から一眼は欲しかったのですが、あとは予算と購入するタイミングの問題でした。そんな矢先。年末にカメラを発売している各社がこぞってキャッシュバックキャンペーンを開催。タイミングは今しかないなと思い、購入することにしました。
最近ではスマホのカメラの性能も申し分ないほど向上しましたし、デジカメやミラーレス一眼も魅力的な商品が増えてきました。それでも他のカメラを買わずに、デジタル一眼レフカメラにした理由はこちらにまとめています。
なぜEOS70Dを購入したのか
購入前に、一眼に求めるスペックを考える
数あるデジタル一眼レフの中からEOS70Dを選んだ理由は、僕が欲しかった機能を備えているということに尽きます。
初めて一眼を購入する人は何を買えば良いのか迷うかもしれませんが、1番大事なのは、どんな機能を備えているのかではなくて、どんな機能が欲しいかどうかです。
これは全ての商品に対して言えることだと思います。
僕が一眼レフカメラに求めるものは以下の機能でした。
- 2つの電子ダイヤル。
- 視野率が広い光学ファインダー。
- バリアングル液晶。
- ライブビューモード時の操作性&処理の早さ。
- 気持ちいシャッターフィール音。
- 動画撮影向きのSTMレンズ
2つの電子ダイヤル
電子ダイヤルは、カメラの基本機能である絞り、シャッタースピード、ISO、露出を操作する重要な部分です。EOSの2ケタシリーズ以上の機種ではメイン電子ダイヤルとサブ電子ダイヤルがついています。
入門者向けのKissシリーズだとメイン電子ダイヤルのみになります。一眼を触った事ある人だとわかると思うのですが、絞りやシャッタースピード、露出はすぐにいじれる位置にあるだけで、撮るスピード感がまるで違います。
例えば、Avモード(絞り優先AE)で写真を撮るとします。ダイヤルが2つあると、メインはぼかし具合を調整する絞りを、サブでは撮れる写真の露出(明るさ)を調節できるので、思ったとおりの写真が撮れない場合、ダイヤルを回すだけである程度理想の写真を撮ることができます。しかし、ここでダイヤルが1つしかない場合、いじりたい設定に変えてダイヤルをまわしてと、手間が増えてしまうのです。
Kissシリーズは、性能に対するコストパフォーマンスは申し分ありません。カメラ任せに写真を撮るのであれば、十分だと思います。しかし、僕が求めるものは、より良い写真を撮るためレベルアップとスピード感です。当初はKissシリーズの購入も検討に入れていましたが、より良い写真を撮るために作業が増えてしまうことが、写真のレベルアップの弊害になると判断し、候補から外すことにしました。
視野率が広い光学ファインダー
写真を撮るために覗きこむファインダーは、みたものがそのまま撮影されるとは限りません。見てる範囲以上に余分な部分が撮れてしまうのが仕様です。よくファインダー視野率◯◯%とかありますが、その%の部分が大きいと、誤差が小さいことになりますので、理想は100%です。
視野率は写真の構図に影響を与えるため、誤差が大きいと撮りたい写真が思うように撮れず苦労してしまいます。ただ最近の一眼レフはエントリークラスでも95%以上の視野率を確保しているモデルが多くなってきたので、この性能に関してはほとんどのモデルがクリアしていることになります。
バリアングル液晶
これも最近のエントリークラスの機種でも増えてきましたが、バリアングル液晶も欲しかった機能の1つです。
高いところや低いところからの撮影で意外と使うことがあったので、こちらも必須でした。撮影する角度が変わるだけで、撮れる写真の幅がかなり広がります。
ライブビューモード時の操作性&処理の早さ
液晶モニターを見ながらの撮影は、実用レベルにまで達していないという意見が圧倒的でした。しかし70Dはタッチパネルの反応や液晶の見やすさが一気に向上。実際に使用してみて、かなり快適に写真を撮ることができます。むしろライブビューで積極的に撮影しようと思うほど便利です。
気持ちいシャッターフィール音
意外と重要なのがシャッターを切ったときの音。
これが心地よくないと良い写真を撮れた気になりません。逆に、この音が心地よいとシャッターをきるのが楽しくなります。写真を撮る上で、シャッター音は切っても切れない関係にあります。どうせ写真を撮るなら、自分にとってしっくりくる音がするカメラを選んだほうがいいですよね。
シャッターフィール音は、実際に手にとってシャッターを切ってみないとわからないので、量販店などにいって試し撮りしてみましょう。
動画撮影向きのSTMレンズ
一眼レフはもちろん写真を撮るためのものですが、最近では動画を撮れるものが増えてきています。テレビの撮影現場でも一眼で撮られた動画を見る機会が増えてきました。
なぜ一眼で動画を撮るのか。それは、一眼のストロングポイントでもある味あるぼかしを、動画でも活かすことができるからです。
Canonのレンズには主にUSMとSTMの2種類あります。
USMはUltrasonic Motor(ウルトラソニック・モーター)の略で、超音波モーターになります。切り替え速度は速いですが、駆動音がするので写真撮影用に適しています。
もう一方のSTMは、Stepping Motor(ステッピングモーター)の略で、駆動音が静かでスムーズなのが特徴です。ほとんど聞こえないレベルなので、動画撮影に適しています。
EOS70Dのレンズキットは、標準でSTMレンズが多かったので、動画撮影をおいおい使用する予定があった僕は、STMレンズが2つついてくるダブルズームキットを購入することにしました。
以上が僕が購入前に決めていた、一眼の必要スペックになります。70Dの開封レビューはこちらになります。
実際に使用してみて便利に感じたところ
購入して実際に使用してみると、性能や機能はもちろん予想以上に満足なのですが、購入前にはきづけなかった点もありました。
旅行先で人に渡しても簡単に撮影できる
僕はもちろん自分で撮影用に一眼を購入したのですが、旅先やお出かけ先で、写真を撮ってもらう機会が多いことに気づきました。
僕が撮影するときは、ある程度撮り直ししながら設定をいじることができるのですが、一眼の知識が全くない方々に写真を撮ってもらう場合、シャッターを押してもらうことだけが普通です。いちいち、「ファインダーをのぞきながら、シャッターを半押しして画角をこうして…」と説明していられないのです。
Photo by gettyimages
この時、EOS70Dをワンタップでライブビュー撮影にして、コンパクトデジタルカメラのように画面を見ながら撮影させることで、一眼を触ったことない人にも簡単に撮影できるようなります。
画面をタッチしたらタッチしたところにピントが合うようになっているので、カメラを渡して「顔をタップするとピントが合うので、顔にピントを合わせてシャッターを切ってくださいね。」というだけで理想に近い写真を撮ってもらえるようになりました。
これはライブビュー撮影に適した一眼でないとできません。
周りに人がいなくても自撮りできる
大自然の中、自分1人で写真を撮る場合、片手でレンズを自分に向けたままシャッターを切るか、セルフタイマーにして写真を撮る方法が考えられます。片手だと自分が手前過ぎてなかなか臨場感ある写真が撮れないですし、セルフタイマーだと何度も画角や明るさの修正が必要になると思います。
Photo by gettyimages
EOS70Dの場合、本体に無線LAN機能(Wi-Fi)が内蔵されていて、iOSアプリと連携してスマートフォンの画面を見ながら撮影することができます。
このリモート撮影機能のおかげで撮影の幅がかなり広がりました。スマートフォンで絞りやISO感度などの設定もできて、撮った写真の閲覧や削除もすることができるからです。
Photo by Canon
いったん家に帰ってパソコンで読み取る必要もなく、スマホで撮った写真の感覚で気軽にネットにアップしたり友達にあげることができるようになりました。もちろんWi-Fi内蔵なので、場所に関係なくスマホと連動させることができます。
連写がとにかく早い!
スピードが優先されるスポーツなどの撮影では一瞬たりとも逃せないですが、このカメラを使うと心地よいぐらいシャッターがバシバシ切れます。以前に友人のKissX5を使用させてもらったときでも、なかなか満足いく連写速度でしたが、それを想像以上に上回る快適さでした。
テニスなどの球技を撮ってみましたが、躍動感ある写真はもちろん、ピタッと綺麗にピントが合った写真も簡単に撮ることができました。子供の運動会などに間違いなく活躍する性能だと思います。
定期的なメンテナンスが重要
一眼レフはレンズが命。撮影した後にそのままにしていたらホコリやカビにやられて2,3年もしない内にだめになります。僕の家にも古いペンタックスの一眼がありましたが、メンテナンスをおろそかにしていたため、レンズの傷やホコリが目立って写真に影響が出るようになりました。
そういった経験があったので、撮影で外出して帰ってきたらお手入れするようにしています。メンテナンス次第では一眼は何十年も使えるカメラにもなるようです。
長く一眼を使用するためにも、レンズ保護のプロテクターを買ったり、メンテナンスに必要なブロアーやレンズペンもできれば揃えたいところです。逆に言えば、メンテナンスに面倒さを感じるのであれば、一眼を購入するのはオススメできません。
僕も当初は、毎回カメラを清掃するのは大変に感じていましたが、次良い写真を撮るための準備だと思ってメンテナンスするようにしました。そうするとメンテナンスに対しての気持ちが少し軽くなりました。
一眼レフなんてどれを買えばよいかわからないという方へ
以上、僕がこのカメラを選んだ理由と使用して感じたところをまとめましたが、実際使用してみて感じることは、この機能を活かすもころすも結局は利用者の意識次第なんだなと思いました。
家電量販店に行けば、機能が素晴らしい一眼レフがたくさんあって、スタイリッシュなデザインでどれも欲しくなります。しかし、実際に使ってみてわかるのですが、全ての機能を使うわけではありません。使わないのに多機能なカメラを買うのは、宝の持ち腐れになる可能性が高いです。
まずは自分の利用するシチュエーションを考えてみること。もし欲しい機能が漠然としていてイメージできない場合は、スタンダードなモデルを購入するか、店員さんに聞いてみるといいかもしれません。

70Dは本当に購入して良かったと思っています!
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