アメリカの食品事情。賞味期限を信じてはいけない?
: 2016/03/06 :
約 6 分
旅行
アメリカの食品事情は日本とはもちろん違う
3ヶ月間アメリカにいて色々感じた部分はあるのですが、その中でも食文化の違いは大きなウェイトを占めます。
中心地であるニューヨークに住んでいて、食に関して不自由なことはありませんでした。
ただ注意しなければいけないことはいくつかあります。
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消費期限が異様に長い
スーパーで買い物するときに賞味期限は同一商品内から選ぶときの目安になりますが、アメリカでは意外とあてになりません。
というのも期限が日本と比べ異様に長い商品があるからです。
牛乳、卵、豆腐などがそれに当たります。
例えば牛乳は1ヶ月持つのは当たり前の商品が陳列されていたりします。
でも実際に匂いで確かめるとそんなにもたないことがわかります。
賞味期限前に牛乳が腐れたことが何回あったことか。
新鮮じゃないからおかなをこわすかも。。。という問題の以前に、
1ヶ月も持つ豆腐ってどれくらい保存料が入っているか。。。と考えると
恐ろしいので、アメリカで豆腐はあまり食べないようにしています。
商品のディスプレイは前から?
商品のディスプレイは既に陳列されている商品を手前にして、新しいものは奥に入れる。
日本では当たり前のようにみかけるこの光景もアメリカでは異なります。
徹底しているスーパーもありますが、大体のスーパーは雑で手前から並べられていくのがほとんど。試しに奥の商品をとってみたらなんと3ヶ月も賞味期限が過ぎていたことが実際にありました。
果物には細心の注意を払う
日本でみたことがない果物や安い果物があってワクワクする青果コーナー。
購入する際はよく商品をみて買わないと痛い目をみるかもしれません。
入荷したばかり(とみられる)商品でもカビが生えているものがあります。
特にイチゴは顕著。ホールフーズではほとんどありませんが、トレジョやフェアウェイなどでも普通にカビの生えたイチゴが売られていたりします。
他の果物も注意して買わないと、後でいたんでた箇所を発見しても手遅れになります。
露店の食べ物はほこりまみれ?
ニューヨークではよくフードトラックや露店で食べ物や果物を販売している光景を目にします。
また、道を閉鎖してフードイベントなど頻繁に開催したりしていることも少なくありません。
沢山のレストランが軒を連ね、「ヘルズキッチン」と呼ばれる9Ave。ニューヨークでは1番古くて大きなビッグイベント…
安くて美味しそうなものが並んでいてつい買ってしまいたくなります。
でもよく考えてみてください。
食べ物はパックなどされずそのままの状態で日光にさらされています。
空気が汚れていてホコリが目に見えるほど飛んでいるニューヨークで、直に置かれている食べ物を買うことが衛生上よろしくないことは明らかです。
そのままの状態で陳列されていた食べ物を、夕方ごろに買うのはかなり危険だと思います。せめて午前中などの早い時間帯の購入をおすすめします。
そもそも賞味期限とは?
農林水産省が出している定めている賞味期限と消費期限をみてみます。
賞味期限
ハム・ソーセージやスナック菓子、缶詰など冷蔵や常温で保存がきく食品に表示してあります。
開封していない状態で、表示されている保存方法に従って保存したときに、おいしく食べられる期限を示しています。
消費期限
お弁当や洋生菓子など長くは保存がきかない食品に表示してあります。
開封していない状態で、表示されている保存方法に従って保存したときに、食べても安全な期限を示しています。
どちらも開封していない状態で、表示されている保存方法に従って保存しているという条件下なんですね。
アメリカでの賞味期限への考え方
アメリカでは消費・賞味期限の表示規制は州ごとに行われており、統一基準がないため、期限の信憑性はないとしています。デイリーテーブルのラウチ氏も、書かれた期限ではなく匂いなどで判断すべきとし、大腸菌やサルモネラ菌などによる過去の食品絡みの死亡事故は消費期限内だったことがほとんど
——貧困大国アメリカを救えるか、消費期限切れ食品を販売するスーパー
アメリカでは統一の規格がない、ということは期限自体何をさしているのか場所やものによって違うということです。
現在アメリカでは、製造者が食品に、「Sell by」(販売期限)、「Best before」「use by」(賞味・消費期限)等、さまざまな日付を表示している。「Sell by」は販売店向けのもので、消費者の購入後保存期間までを考慮した日付であり、「Best before」「use by」等は、消費者向けに、食品の品質がピークを過ぎると推定される日を示すもので、いずれも、食品が腐るなど安全性に問題が生じる日付ではない。
——アメリカの食品廃棄の主要因は消費期限表示の混乱、アメリカのNGOなどが分析
これらが記載されていなかったり、消えかかってみえずらくなっている商品もたくさんあるので、目安程度に考えて早めに消費するのが賢明かもしれません。
現地の人は気にしない
他国のことは知らないからなのか元々寛容なのかはしりませんが、半数以上の人は賞味期限や食品の状況をみてかうことはありません。
それほど気にしないんですね。
だから統一された厳格な基準が生まれないのかもしれません。
自分を守るのは自分自身
結局は自分の身体に入れるたべものは自分が選んで自分自信で決めることです。正しく注意しながら摂取すれば全く問題ないので、日々気をつかいながら食べ物に接していくことが重要だと思います。
期限より早めの消費をこころがけること。
怪しかったら迷わず捨てること。
健康第一。これにつきます。

僕はアメリカの牛乳にトラウマがあります(笑)
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